ウランガラスの時計の修理・分解掃除


お客さんからの修理依頼です。ウランガラス時計は、戦前の物で貴重な物です。この時計非常に程度が悪く修理する部分が多く大変でした。
1.ゼンマイ切れ・・・交換
2.心臓部であるテンプのひげゼンマイがぐちゃぐちゃ・・・ひげゼンマイ巻き
  直し
3.アンクルがない・・・新規アンクル探し
4.時刻合わせの芯棒がおれている・・・新規芯棒作成
いわゆる、ジャンクです。普通ここまで悪いと難しく、時間も合うかわからない状態です。


すべて、ムーブメントを分解して悪いところを修理、作成して、機械にかけて分解掃除しました。

そして、ムーブメントを組み立てました。ここからが最後の時間調整です。

時間もほぼ合うようになり、最後の組み立てです。

最後の組み立ても終わり、今は快調に動いています。ここまで程度が悪いと修理に約1ヶ月かかりました。やれやれ!