懐中時計(商館時計)のオーバーホール


明治時代の懐中時計の分解修理です。当時、まだ日本製の懐中時計がないころ商社が海外から輸入し自社の商社の名前で販売したものです。それを商館時計と言います。この時計は、レッツ商会と記載されています。今、まだ人気が出ていませんが、これから貴重なものになっていくことでしょう。

上記のようにすべて分解したあと下記の機械にかけ清掃します。

その後、十分に乾燥させて組み立てます。

後はもとのかたちにして、時計の調子をみながら、時間の誤差を調整していき、最後にケースを磨いて完成です。(簡単な説明で申し訳ありません)



この当時の時計は、材質もよく、しっかり出来ていると思います。ケースも銀無垢で磨くと美しくひかります。マニアの人は一つは持ちたいものですね。