明治時代の柱時計の修理・分解の依頼


明治期のドイツ・ユンハンスの柱時計です。浦和のお客さんの時計で分解掃除依頼を受けたもので最後の時間の調整もおわりお客さんに引き渡す状態です。この頃のユンハンスは文字盤がホーローでとても美しく、ムーブメントも箱ゼンマイで高級品です。やはりドイツ製は素晴らしいですね。

明治期のアメリカ・アンソニアの柱時計です。近所の方からの依頼でゼンマイ切れの修理と分解清掃をしました。最後の時間調整中です。アメリカ製は文字盤が大きいものが多く迫力がありますね。

明治期のアメリカ・アンソニアの船時計です。近所のお客さんがどこかで購入したもので可動せず、セコンドの針もない状態でいわいるジャンク品の修理です。この時代の船時計は、出てくるもののほとんどが状態の悪いものが多く、可動させるのも大変ですしまた時間の調整もなかなか合いません、日差(一日の時間の誤差)も2〜3分の誤差は許容範囲になります。修理に約1ヶ月かかり時間調整もおわり、お客さんに引き渡す状態です。船時計は大変めずらしく、サイズも直径20cm程度でかわいいので人気のある時計です。
歴史を感じながらこの頃のものを修理・分解清掃出来ることは感動しますね。また、修理をして感じることは、この頃の時計はしっかりつくられてへたりも意外と少ないと思います。明治期〜大正期の時計をお勧めします。当店にもありますので是非見に来てください。