戦前の腕時計・・・精工舎ネイションの修理・分解掃除


戦前の精工舎腕時計、ネイションの分解掃除です。この手の時計は、珍しい時計ですが、古すぎるため、なかなか掃除しても時間が出るのが難しことと正常に動作しないことが多いです。まだ、世界のセイコーと言われる前でまだ、スイスの時計の方が技術的にもうえのころです。

これが、分解するときに使う道具です。


いよいよ、分解です。裏ぶたを開けひとつひとつのパーツを分解します。特に気お付けなければならないパーツは天賦部分です。人間でいえば心臓部分です。後で写真アップします。

分解掃除するパーツを専用のカゴにいれて、洗浄機にかけます。洗浄から乾燥まで4工程で行います。


乾燥機からパーツが入っているカゴを取り出し、パーツをひとつひとつ組み上げていきます。


上の写真が、先程述べた天賦パーツです。心臓部になりますので最後慎重にセットします。これで、ムーブメント(機械部分)の組み上げ完成です。


最後に各パーツに油を差し、文字盤、針等を組み、ケースに収めま完了です。この後は、時間調整です、日差等を毎日調べ、調整します。時には、タイムグラファー(日差、時計の天賦の回転状態を調べる機械)にかけ、調整します。
これが、分解清掃の手順です。簡単な説明で申し訳ありません。他に、時計の調子が出ない時は部位ごとにチェックし修理します。この精工舎のネイションは無事、分解掃除を完了し順調に動いています。当店では、時計の修理分解掃除を格安で行っていますのでよろしくお願いします。