アンティーク時計・・・船時計のいろいろ


米国アンソニア製の八角時計。明治〜大正時代のものです。船や交番に使われていた時計です。振動に強くするため、天賦式です。毎日巻きなので文字板が傷みやすく、補修用の紙文字板が貼られているものがほとんどですが、この時計はオリジナルの文字板のままです。

米国アンソニア製の船時計です。この時計はケースが違うだけでその他は基本的に上の時計と同じです。

精工舎製の八角時計。明治〜大正時代のものです。船時計です。天賦式の毎日巻きです。今は、なかなか状態の良い船時計がなく珍しいと思います。

精工舎の八日巻きの船時計です。バスにも使われていたようです。戦後の後継機にあたるもの。前面は蓋式ではありません。本体が内ツバになっていて、そこのインロウに機械を取り付けた文字板をビス止めしています。機械は高級輪振と同じもの、ただし天輪にチラネジはありません。
船時計は、以前はあまり人気がなく捨てられていたようで、今はあまり状態の良いものは少なくなりました。マニアにはたまらない一品です。